たみおの自己紹介
たみおと言います。
30代、派遣で働いている関西人。
音楽とファッションが好き。
今は藤井風さんにどハマり。毎日推し活ライフを楽しんでいます。
【風沼の前】鬱発症のきっかけはただの風邪
ここでは藤井風さんのおかげで元気になったエピソードを書きます。
2019年はある大きな悩みを抱えていて、
- 毎日憂鬱な気分
- 謎の胃痛が続く
これが毎日続いていた。
自分の気持ちや体調には向き合わず、悩みに正面から向き合い続けた。そんなある日、風邪を引いた。
熱は37度台の変哲もないただの風邪。
だけど何日も経てど経てど治らない。食事もできないお風呂も入れない。
坂道を転げ落ちるように体調が悪化。体重も5日でマイナス5キロ。そして自力で立てなくなり、救急車へ。鬱発症。ただの風邪だったはずなのに。
その後は仕事を辞めて、1年弱ほど実家で療養。
毎日献身的に看病してくれた両親や駆けつけてくれた友人のおかげで歩けるようになり、元の住んでいた家へ戻る。そして2020年、なんとか転職もできた。
だが、以前のような体調は戻らず。相変わらずの胃痛、さらに吐き気は続いたので病院を点々としたが薬を飲んでもあまり変わらず。それが2020年の夏あたり。
【沼きっかけ①】初出演の報道ステーション
藤井風に初めて出会ったのは、おそらくHELP EVER HURT NEVERが出た頃。
音楽好きの夫に「藤井風っていうアーティストいいよ」とおすすめされたことがきっかけ。
そして通勤時間にSpotifyで彼の曲を聴く日々が始まった。
「何なんw」「もうええわ」とか、やけに耳に残る曲だなぁ、という印象でYouTubeとかは一切見ていなかった。
2020年9月。報道ステーションに出演するから、と夫がチャンネルを回した。
想像してた人物像と違った。イケメンがやたらかわいい笑顔で、ゴリゴリの岡山弁をゆったり喋っていた。家の部屋(?)で地べたに座って、一人称『ワシ』。
番組では「帰ろう」という曲の思いを語っていた。
なんでこんな若者がこんな死生観の歌詞書けるの?
その後は「帰ろう」を聴くたびに、泣きそうな感情が生まれる。
「与えられるものこそ与えられたもの」で看病してくれた両親、友人に感謝し
「ああ今日からどう生きてこう」で思い詰めすぎていた時期を反省する。
【沼きっかけ②】今や一番好きな曲「優しさ」
報道ステーション以降、彼のことを知りたい欲が爆発。YouTubeを漁る毎日。
次に衝撃を受けたのは「優しさ」MV。
報道ステーションのあどけない雰囲気とはまた違う、色気MAXの笑顔。なんて挑戦的な表情するんだよ。
そんな表情で「優しさに殺られた」というキラーワード。
私はそんなあんたの歌と笑顔に殺られてしまったよ
この動画では曲について解説している。
「互いに優しくすることを諦めないで」 「この曲は『優しさ』へのラブソング」 「優しさはクソかっこいい」"Kindness is badass"
みんなきっとどこかで感じている。けど言葉にできない思い。
それを恥ずかしがらず自分の言葉でストレートに伝えている。うん最強。
自分が苦しい時、家族や友人に与えてもらった無償の「優しさ」がズドンと響いた。
愛の伝道師としか言いようがない。人生で今後もう出会えないだろう圧倒的な存在。
以降、藤井風のことを毎日考える。
【風沼の後】ただの風邪を治すつもりが別の風を引いてしまった
もし体調を崩していなくてもいちアーティストとしてハマっただろうけど、彼の言葉や歌詞についてしっかり考えることはなかったかもしれない。
もちろん鬱は絶対にならない方が良い。辛いことを乗り越えたら強くなれることはあるかもしれないが人によって限界はある。
今でも根本の悩みは解決していない。だけど謎の胃痛はほぼ消え去っていた。薬や買い漁った自己啓発本では一切効かなかったのに一人のアーティストに出会ったことによって体調は回復した。
彼はコロナのことを話すとき、コロナの「せいで」ではなく「おかげで」と話す。逆境も意味のある「ギフト」と捉えている。
私は2年前に風邪を引き、体調を崩した「おかげで」、盛大に別の風を引いたのかもしれない。
結果、2021年現在、毎日が幸せと言える日が来た。そう思える。